米国の全国的な殺人発生率が2026年前半を通じて低下し続け、歴史的な減少傾向が続いていることが新たな調査で明らかになった。刑事司法評議会(Council on Criminal Justice)によるこの分析は30都市を対象としており、そのうち21都市で平均18%の減少が確認された。
ワシントンD.C.に拠点を置く非営利団体が木曜日に発表した報告書は、36都市にわたる犯罪パターンを調査したものである。追跡対象となった13の犯罪カテゴリーのうち9項目で減少が見られ、中でも車両強盗の減少幅が最も大きかった。
同評議会の代表兼最高経営責任者であるアダム・ゲルブ氏は、異なる政策を掲げる各都市で一貫して減少が見られることから、テクノロジーの普及やアルコール乱用の減少といった、より広範な要因が影響していると指摘した。暴行事件や財産犯罪も全体として減少している。
一部の都市では増加も記録された。調査によるとサンフランシスコでは55%の増加が見られたが、現地警察の報告では、2025年の同時期が13件だったのに対し、殺人事件は16件であった。ダラスでは30%の増加が記録されたとされているが、同市警察はこれを否定している。
ネブラスカ州リンカーンでは、2025年に6件の殺人事件が発生していたものの、今年は現時点でゼロとなっている。アーカンソー州リトルロックとニューヨーク州ロチェスターでは、それぞれ61%と76%の減少を記録した。