欧州連合(EU)のコペルニクス気候変動サービスによる新たなデータによると、西ヨーロッパの6月の平均気温は20.74度となり、2025年のこれまでの記録を更新しました。同月は、同地域における海洋温度も観測史上最高を記録しています。世界全体では、6月の気温は過去最高にあと0.01度まで迫りました。
欧州連合(EU)の地球観測プログラム「コペルニクス」が公表した観測値により、西ヨーロッパ全域で記録的な暑さとなっていたことが確認されました。5月にも同様の気温上昇が見られていた中、6月の気温は月間平均を3度以上上回り、7月にもさらなる高温が予想されています。
世界気象機関(WMO)によると、フランス、ドイツ、デンマークの各国でそれぞれ過去最高気温が観測されました。6月28日にはドイツ東ザクセン州の気象観測所で夜間の最低気温が29.4度を記録し、歴史的な数値となりました。
コペルニクス気候変動サービスの副所長であるサマンサ・バージェス氏は、これらの記録は気候システムが熱を蓄積し続けていることを反映していると指摘しました。赤十字赤新月社気候センターのカロリーナ・ペレイラ・マルギダン氏は、住民を守るために暑さに強いインフラへの投資を強化するよう呼びかけました。
この猛暑に関連した森林火災により、スペインやフランス南部では数千人が避難を余儀なくされました。専門家らは、このような極端な状況は気候変動の影響なしにはほぼ起こり得なかっただろうと述べています。