全米脚本家組合(WGA)は土曜日、映画テレビ製作者協会(AMPTP)との間で4年間の暫定契約を締結した。合意内容には、AIの利用に関する保護条項、ストリーミング配信の二次使用料と報酬の引き上げ、組合の医療プランへの多額の資金注入が含まれる。詳細はWGA組合員による批准を待つ段階である。
東西両海岸の脚本家を代表する全米脚本家組合(WGA)は、3月中旬に開始された交渉を経て本合意に至った。2023年の148日間に及ぶストライキとは異なり、今回はストライキ承認投票が行われず、AMPTPの新責任者であるグレッグ・ヘッシンガー氏の下、より協力的な姿勢が示された。労働問題の内部関係者はDeadlineに対し、「我々は関係のリセットを望んでおり、そのための役割を果たすつもりだ」と語った。Deadlineが引用したWGAの開示資料によると、組合の医療プランは赤字に直面しており、2025年だけで3,700万ドルの追加費用が必要とされていた。また、Varietyの情報筋によれば、4年間で2億ドルの損失が見込まれていたという。AMPTPは、通常の3年契約を超える4年という長期契約の条件として、この資金援助を提示した。契約期間は5月1日に満了するが、予定よりも大幅に早い締結となった。WGAのチーフ交渉人エレン・スタッツマン氏がSAG-AFTRA本部で協議を主導した。DGAのクリストファー・ノーラン会長は長期契約に対して慎重な姿勢を見せ、「もし2020年3月に5年契約に合意していたら、今の状況はどうなっていただろうか」と、急速に変化する業界環境への懸念を述べた。一方、SAG-AFTRAとDGAの契約は6月30日に満了を迎えるが、現在はWGAの交渉を優先するために中断されている。SAG-AFTRAは6月、DGAは5月に交渉を再開する見通しである。WGA西海岸支部では、7週以上続く内部スタッフによるストライキが発生しており、業務に支障をきたしているものの、AMPTPとの合意には影響を与えなかった。開発室に関する議論を含む詳細な契約条件は、批准後に明らかになる予定である。