新疆ウイグル自治区で発生した前例のない豪雨により、長年乾燥した気候に適応してきた同地域のインフラが、激甚化する降雨に対応できない可能性があるとの懸念が浮上している。
中国気象服務協会会長で元中国気象局副局長の許小峰氏は、中国北西部の生態系とインフラが持つ脆弱性を指摘した。
同氏は「これらの地域は長年乾燥しており、河川や湖沼が少ない。そのため、土地の保水力に限界があり、道路が土砂崩れで寸断されたり、農地が浸水したりするリスクが高まっている」と述べた。
また、許氏は「新疆の砂漠やゴビ砂漠にある多くの施設は、降水量が少なく、強風が吹き、日較差が大きいという乾燥気候を前提に設計されており、長い時間をかけて現地の環境に適応してきたものだ」と付け加えた。