ニューヨーク・ヤンキースは金曜日、右投手のケイド・ウィンクエストをDFA(メジャー登録枠から除外)とした。同投手はメジャーリーグの試合に登板することは一度もなかった。昨年12月のルール5ドラフトでセントルイス・カージナルスから指名された25歳のウィンクエストは、開幕ロースター入りを果たしていた。この動きにより、タンパベイ・レイズ戦に先発するルイス・ギルをアクティブ・ロースターに登録するための枠が空いた。
ケイド・ウィンクエストはヤンキースの開幕ロースターに選出され、3月25日にサンフランシスコのオラクル・パークで行われたジャイアンツとの開幕戦に帯同した。スタンドで見守る家族や恋人の前で開幕シリーズを過ごし、その後のシアトル遠征や本拠地ブロンクスでの6試合にも同行したが、一度も試合に出場することはなかった。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは「我々が望んだような結果にはならなかった。彼は本当に才能がある。指名した際のプロセスには納得している。試合で投げる機会を作れれば良かったのだが。勝利を目指しながら選手の育成も行うのは難しい」とコメントした。アーロン・ブーン監督も「彼を試合に出してあげられなかったのは心苦しい」と述べ、シアトルでの勝利後には登板のチャンスが近づいていたことを明かした。ウィンクエストはスプリングトレーニングで10イニングを投げ防御率7.20を記録し、ケルビン・カストロやイェリー・デロスサントスといった他のリリーフ投手に遅れをとった。2011年以来となるヤンキースのルール5指名選手となった彼は、2019年のダニエル・カマレナのように、ロースター入りしながらも出場機会のなかった数少ない選手の一人となった。ルール5ドラフトの規定により、ウィンクエストがウェイバー公示を通過した場合、ヤンキースは彼をカージナルスへ返却しなければならない。ヤンキースは今回の動きに伴い、傘下3Aスクラントン・ウィルクスバリからルイス・ギルを昇格させた。2024年のア・リーグ新人王であるギルは、今季マイナーで1試合に先発し、4回2/3を投げて3失点だった。