元世界ランキング31位でカザフスタン出身のザリナ・ディアスが、17年間のプロテニスキャリアに終止符を打った。32歳のディアスは自身のInstagramで、アルマトイから世界の舞台へと駆け上がった自身の旅路を振り返り、心情を吐露した。ビーナス・ウィリアムズをはじめとするテニス仲間からも多くの賛辞が寄せられている。
ザリナ・ディアスはInstagramで引退を発表し、2007年のプロ転向から始まったキャリアの1章を閉じた。「今日、私は人生で最も重要な章の一つを閉じます。プロテニス選手としてのキャリアを終えることにしました」と彼女は綴った。「信じられないような旅でした……子供の頃から世界の舞台でプレーすることを夢見ていた、アルマトイ出身の少女の道のりでした」。ディアスは、2020年東京オリンピックやビリー・ジーン・キング・カップでカザフスタン代表としてプレーしたことを誇りに思うと語った。同カップでは18勝8敗の成績を残し、WTAランキングでトップ30入りを果たし、世界各地のトーナメントで優勝するという夢を実現させた。彼女の躍進は2014年にトップ40入りしたことで始まり、その後2017年のジャパン・ウィメンズ・オープンでは予選から勝ち上がり、決勝で加藤未唯を破ってWTAシングルス初優勝を飾った。通算12個のITFタイトルを獲得し、直近では2025年にも優勝を経験したが、2026年の全豪オープンではパウラ・バドサに2-6、4-6で敗れ、1回戦敗退となっていた。度重なる怪我が彼女の行く手を阻み、2018年には膝の故障で66位から100位圏外へと転落。2022年6月にはランキングが1042位まで低迷し、無期限の休養に入った。その後2024年に復帰し、ウィンブルドンやチャイナ・オープンに出場してトップ500まで順位を戻していた。ビーナス・ウィリアムズは「あなたはインスピレーションそのもの!コートであなたを見られなくなるのは寂しいわ!」と賛辞を送り、アナスタシア・パブリュチェンコワは「鳥肌が立った」と反応。ダリア・サビルは「おめでとう!あなたと巡り合えて感謝しているわ!これからの人生に幸あれ!」と述べた。その他、アナスタシア・ピボバロワやアリーナ・ロディオノワらも、思い出を振り返りながら心のこもったメッセージを寄せた。