英検察局および米国当局によると、ソーシャルメディアインフルエンサーのアンドリュー・テイトと弟のトリスタン・テイトが土曜日、レイプや性的搾取を目的とした人身売買などの容疑で英国当局が身柄引き渡しを求めたことを受け、米連邦保安官によってマイアミで逮捕された。
英米の二重国籍を持つアンドリュー・テイトとトリスタン・テイトは、英国検察局(CPS)の声明や主要メディアの報道によると、新たな刑事告訴に直面させるため英国へ連行する手続きの一環として、マイアミで逮捕された。
CPSは、アンドリュー・テイト(39歳)を、7件のレイプ容疑、3件の性的搾取を目的とした人身売買の斡旋・幇助容疑、3件の身体的危害を伴う暴行容疑、および児童のわいせつ画像と「過激なポルノ」に関連する19件の追加容疑で起訴することを決定したと発表した。トリスタン・テイト(38歳)は、2件のレイプ容疑、1件の性的暴行容疑、および3件の性的搾取を目的とした人身売買の斡旋・幇助容疑などで起訴されているとCPSは述べている。
この英国での訴訟は、テイト兄弟がルーマニアで抱えている長期的な法的問題とは別個のものである。ルーマニアでは、女性にポルノ制作を強要した疑いで検察による捜査が行われている。兄弟はいずれの容疑についても不正行為を否定している。
近年、アンドリュー・テイトは米国の右派層の一部で政治的・文化的な支持基盤を築いてきた。ザ・ネイション誌はニューヨーク・タイムズの過去の報道を引用し、テイトがドナルド・トランプ大統領の周辺人物であるドナルド・トランプ・ジュニアやバロン・トランプらと関係を築いていたと報じた。さらに同誌は、トランプが大統領就任を準備していた2025年1月、次期政権がルーマニア当局に対し、これまで兄弟の国外渡航を制限していた措置を緩和するよう圧力をかけたと報じている。
米国内での身柄引き渡し手続きは連邦裁判所で進められる見通しであり、米政府による最終決定の前に、英国からの要請が条約プロセスで求められる法的基準を満たしているかどうかが判事によって審査されることになる。