ノースカロライナ州の警察は、ドナルド・トランプ大統領の殺害を目的としてワシントンD.C.へ向かおうとしていた41歳の元米陸軍兵の男を阻止した。男はネット上に具体的な殺害予告を投稿しており、トランプ氏やその家族を標的にしたFacebookへの投稿により連邦法違反で訴追される可能性がある。男は現在、州法に基づく薬物所持と公務執行妨害の容疑で拘留されている。
ノースカロライナ州捜査局によると、サウスカロライナ州チャールストン在住のダニエル・スウェイン容疑者(41)は、ここ数週間にわたりFacebook上でドナルド・トランプ大統領に対する一連の過激な脅迫投稿を行っていた。スウェイン容疑者は4月19日、「お前を吹き飛ばしに行く」と書き込んだほか、トランプ大統領の息子や妻、連邦議会議員らを標的に、「奴の頭を撃ち抜いてやる」といった殺意を表明したとされる。また、トランプ氏を「新たなヒトラー」と呼び、「正式に切れて、人を殺し始めるつもりだ」と警告していた。
当局は、サウスカロライナ州からワシントンD.C.へ移動しようとしていたスウェイン容疑者の身柄を確保し、計画されていた暗殺およびホワイトハウスでの襲撃を未然に防いだ。木曜日に検察官が裁判所に伝えたところによると、米司法省は連邦法違反での訴追を準備しており、ノースカロライナ州東部地区連邦検事局が近日中に詳細を発表する見通しである。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱える無職の元陸軍兵であるスウェイン容疑者は木曜日に出廷したが、現時点で課されているのはメタンフェタミンの所持と公務執行妨害という州法レベルの容疑のみである。ノースカロライナ州捜査局当局によると、大統領に対する脅迫であるため、米シークレットサービスとFBIが捜査に関与しているという。次回の出廷は5月20日に予定されている。
スウェイン容疑者の母親は地元テレビ局WRALに対し、息子が軍務に起因する精神的な問題を長年抱えていたことを認めた。