連邦検察当局は、土曜日に開催されたホワイトハウス記者協会晩餐会での銃撃に関連し、コール・トーマス・アレン容疑者(31)をトランプ大統領暗殺未遂の容疑で訴追した。公開された裁判資料から同容疑者の標的計画が明らかになった一方、シークレットサービスの迅速な対応が評価され、警備体制強化を求める声が上がっている。
4月25日にワシントン・ヒルトンで開催されたイベント会場付近で発砲し、トランプ大統領やバンス副大統領らの避難を余儀なくさせた銃撃事件の容疑者として、コール・トーマス・アレン容疑者が特定されたことを受け、連邦当局は月曜日に同容疑者を訴追する裁判資料を公開した。ロサンゼルス出身のアレン容疑者は、大統領暗殺未遂、州をまたいでの銃器および弾薬の違法輸送、暴力犯罪における銃器使用の罪に問われており、有罪となれば終身刑を科される可能性がある。
裁判資料には、事件当日の午後8時40分頃、アレン容疑者が家族宛てに送信したメールが含まれている。その中でトランプ大統領を「小児性愛者、レイプ犯、売国奴」と呼び、FBIのキャッシュ・パテル長官を除く政府高官を階級順に標的としてリストアップしていた。同容疑者は4月6日にホテルの部屋を予約し、カリフォルニアからシカゴを経由して列車で移動していた。
トッド・ブランチ司法長官代行は法執行機関の対応を称賛し、「容疑者は舞踏会のすぐ上の階にいたが、大統領との間には数百人の連邦捜査官がいた。彼らは訓練通りの正確な行動をとった」と述べた。トランプ大統領もこれに同意し、捜査官らが「犯人を無力化する素晴らしい仕事をした」と評価した。ホワイトハウスの上級当局者によると、スージー・ワイルズ首席補佐官が国土安全保障省およびシークレットサービスの幹部らと警備体制の見直しを行う予定で、ホワイトハウスの舞踏会における警備プロジェクトの必要性が改めて浮上している。
政治的には、マイク・ジョンソン下院議長やカリーヌ・ジャン=ピエール報道官(訳注:原文はカリーヌ・ジーン=ピエール報道官の表記ゆれを考慮)ら共和党議員が民主党側のレトリックを批判した一方、民主党側は暴力を非難し、結束を呼びかけている。