ジャニーン・ピロ連邦検事は、先週開催されたホワイトハウス記者晩餐会でトランプ前大統領の暗殺を試みたとして起訴されたコール・アレン容疑者が、犯行前日にワシントン・ヒルトンを下見し、検問所に突入して発砲した様子を捉えた監視カメラ映像を公開した。映像には、土曜日にアレン容疑者がシークレットサービスのエージェントを負傷させ、その後取り押さえられるまでの一部始終が記録されている。
ピロ連邦検事がXで公開し、すでに連邦地方裁判所に証拠として提出された約5分間の映像には、金曜日にホワイトハウス記者晩餐会を控えたホテル周辺を下見するアレン容疑者の姿が映っている。土曜日、容疑者はワシントン・ヒルトンの検問所を突破し、モスバーグ製12ゲージ・ポンプアクション式ショットガンをシークレットサービスのエージェントに向けて発砲した。法執行当局の情報筋によると、銃弾はエージェントの防弾ベストに命中した。エージェントが5発の応戦射撃を行い、アレン容疑者は膝に軽傷を負ったが、被弾はしておらず、速やかに身柄を確保された。
アレン容疑者はショットガンのほか、装填済みのロックアイランド・アーモリー製1911型.38口径ピストルと複数のナイフを所持していた。ピロ検事は、誤射の事実はなかったことを強調した。同検事はXへの投稿で、「本日公開した映像は、コール・アレンが大統領暗殺を試みる過程で、合衆国シークレットサービスのエージェントを銃撃した様子を捉えている。私のオフィスとFBIは、今後も徹底的な捜査を継続する」と述べた。
アレン容疑者は月曜、暗殺未遂、州境を越えた銃器の不法輸送、暴力犯罪における銃器使用などの罪で連邦法に基づき起訴されている。襲撃直前、容疑者は家族宛てに犯行声明をメールで送信しており、トランプ氏やカッシュ・パテルFBI長官らの殺害を計画していることや、晩餐会の出席者を共犯者と見なして巻き添え被害を正当化する内容が記されていた。
木曜のワシントンD.C.の連邦地裁での審問において、弁護人のテジラ・アベ氏はアレン容疑者の勾留取り消し請求を取り下げたが、独房からの移動を求めた。弁護側は以前、容疑者に前科がなく自動小銃も所持していないことから危険性はないと主張し、検察側の大量殺人計画という主張に反論していた。
この事件を受け、トランプ氏と関係者は避難を余儀なくされた。アレン容疑者は現在も勾留されている。