当局は、土曜夜にワシントン・ヒルトン・ホテルで開催されたホワイトハウス記者晩餐会の会場外で発砲した容疑者を、カリフォルニア州トーランス在住のコール・アレン(31)と特定した。ドナルド・トランプ大統領とメラニア・トランプ大統領夫人は無事避難し、出席者に重傷者は出なかったが、シークレットサービスのエージェント1名が銃撃を受けたものの防弾ベストにより守られた。容疑者は現場で拘束され、単独犯とみられている。
法執行機関の情報筋によると、容疑者のコール・アレンはショットガン、拳銃、複数のナイフで武装し、宴会場の外にあるセキュリティ検問所を強行突破しようとしたという。当局は事件の際、5発から8発の銃声が確認されたと報告している。ワシントンD.C.メトロポリタン警察のジェフ・キャロル暫定本部長は、アレンが同ホテルの宿泊客であったことを認めた。アレンは銃撃を受けてはおらず、拘束後に評価のため病院へ搬送された。トランプ大統領は、ホテルの床で拘束されたシャツを着ていない容疑者の写真をSNSで共有し、ホワイトハウスで記者団に対し、彼を「一匹狼」と表現した。キャロル本部長は、アレンが単独で行動したとみられると述べ、捜査が続いている。土曜深夜には、連邦捜査官らがアレンの自宅とみられるトーランスの住宅に立ち入る様子が目撃された。2人の情報筋は、アレンが逮捕後、法執行機関に対し「トランプ政権の当局者を撃ちたかった」と語ったと明かしたが、動機は公式には発表されていない。アレンはトーランスの学習塾「C2 Education」で勤務しており、2024年12月には「ティーチャー・オブ・ザ・マンス」を受賞していたが、現在の雇用状況は不明である。彼は2017年にカリフォルニア工科大学を卒業している。D.C.連邦検事のジャニーン・ピロ氏は、アレンに対し、暴力犯罪における銃器の使用および危険な武器を用いた連邦捜査官への暴行の罪でそれぞれ1件ずつ訴追したことを発表した。今後、さらなる罪状が追加される見通しである。ピロ氏は、彼が最大限の危害を加える意図を持っていたと指摘し、月曜日に連邦地方裁判所で罪状認否が行われる予定だと述べた。