元米国下院議員のケイティ・ポーター氏は、ホワイトハウス記者会主催晩餐会で銃撃事件が発生してから2日も経たないうちに、ドナルド・トランプ大統領を標的にした過激な表現を含む資金集めメールを送付した。Daily Wire紙が入手したこのメールは、支持者に対して「F*** Trump(トランプくたばれ)」と唱え、同氏のカリフォルニア州知事選キャンペーンへの寄付を呼びかける内容となっていた。批判者は、トランプ氏に対する暗殺未遂事件の直後というタイミングの悪さを強く問題視している。
土曜日の夜、暗殺未遂犯と見られるコール・トマス・アレン容疑者が、数千人が集まっていたホワイトハウス記者会主催晩餐会会場のワシントン・ヒルトンにて、シークレットサービスが設置した検問所に突入し発砲した。当局は、容疑者がトランプ氏および政権関係者を標的にしていたと示唆している。ギャビン・ニューサム州知事の後任を目指す民主党のポーター氏は、FacebookやXにおいて事件を非難する声明を事前に発表していなかった。このメールは、月曜の夜にリベラル派ネットワーク「LeftNet」を通じて送信された。件名には「F*** Trump」とあり、カリフォルニア州民主党大会でのポーター氏の演説へとリンクしていた。メールには「私と一緒に唱えてください。せーの、1、2、3……F*** Trump」や「その通り。11月にはトランプを打ち負かし、その勢いを止めてやろう」といった文言が含まれていた。ポーター氏は、以前のようにホワイトボードを使わずともトランプ氏と対峙すると誓い、自身の知事選出馬をより広く位置づけた。保守派コメンテーターのベサニー・マンデル氏はXに「バラク・オバマ氏が3度の暗殺未遂から生還したとして、その18時間後に共和党員がこのような資金集めメールを送ったと想像してほしい」と投稿した。米国グローバルメディア庁のカリ・レイク氏は「私はめったなことでは驚かないが、これには本当に衝撃を受けた」と応じ、テキサス州選出のダニエル・アルダース下院議員は民主党を「狂っている」と批判した。ポーター氏は、不祥事疑惑によりエリック・スウォルウェル元下院議員が撤退した後の激戦となる6月2日の予備選(上位2名選出)で争っている。RealClearPollingの世論調査では共和党のスティーブ・ヒルトン氏がリードしており、民主党内ではトム・ステイヤー氏が首位に立っているものの、ポーター氏も僅差で追う展開となっている。同氏の陣営はこれまでにも、CBSニュース・カリフォルニアでの激しいインタビューや、2021年にスタッフに対して「私の視界から消えろ(Get out of my f***ing shot!)」と発言した動画が流出するなど、以前から厳しい目にさらされてきた。