マイアミ・オープンにて、ダニール・メドベージェフ対フランシスコ・セルンドロの試合中、スパイダーカムが主審の椅子に絡まり、主審が転落しそうになる事態が発生した。このトラブルにより、スタジアム・コートでの試合は一時中断された。試合はその後、セルンドロが第9シードのメドベージェフを6-0, 4-6, 7-5で破る番狂わせとなった。
マイアミ・オープンは、ダニール・メドベージェフとフランシスコ・セルンドロによるベスト32の試合中、スパイダーカムのワイヤーが審判台に引っかかり、主審のモハメド・ラヒアニ氏がパニックに陥るという混乱に見舞われた。不具合が発生したのは第3セットの2-3の場面で、ラヒアニ氏は「ちょっと待って!」と叫び、急いで審判台からコートへと降りた。危険を察知した両選手はベースラインから離れ、メドベージェフは心配そうな様子で、セルンドロも状況を確認しようと審判台に歩み寄った。ATPのスーパーバイザーであるジェリー・アームストロング氏が係員と共にコートへ駆けつけ、審判台を移動させた。実況のマイキー・ペレラ氏によると、緊張が走る中、ラヒアニ氏が「危険だ」と話す様子がマイクを通じて聞こえていたという。ナオミ・ブローディ氏は、ワイヤーが椅子の背もたれに引っかかり、ラヒアニ氏を「ひやりとさせた」と付け加えた。ジョナサン・オーバーエンド氏はスパイダーカムを「大きく重い機材」と表現し、「非常に危ないところだった」と述べた。カメラは関係者らが問題を解決する様子を捉えており、カメラが移動して平穏が戻ると観客からは歓声が上がった。試合は再開されたが、ネットの緩みに気づいたメドベージェフの指摘により、ラヒアニ氏が再度降りてネットの計測を行う一幕もあった。中断にもかかわらずセルンドロは集中力を維持し、ブレークポイントをしのいで最終的にメドベージェフを6-0, 4-6, 7-5で破り、今大会の番狂わせを演じた。女子では、ブッチ・バックホルツ・コートで行われたビクトリア・ムボコ対ミラ・アンドレーワの試合が、ネットの破損により序盤に一時中断したことを主審のマリヤ・チチャク氏が確認した。修復後、ムボコが7-6(4), 4-6, 6-0で勝利した。ハードロック・スタジアムで開催されている今大会は、すでに天候による遅延やスケジュールの変更に悩まされている。