中国の家電メーカーである美的集団(Midea)と格力電器(Gree)は、5月下旬以降の記録的な猛暑を受け、欧州でポータブルセパレート型エアコンの需要が急増していると報告した。
広東省仏山市順徳区にある美的集団のエアコン工場では、作業員がポータブルセパレート型エアコンの生産量を増やしている。これらの製品は中国・欧州間の国際貨物列車で輸送され、15日から25日かけて欧州に到着する。
美的集団RAC欧州地域のセールスディレクターである熊雪琴氏は、同社が欧州の消費者の需要に応えるため、柔軟な生産体制を敷いていると述べた。現地の拠点は、海外の港に到着した際の通関手続きを支援し、迅速な配送を可能にしている。
欧州の家庭では、エアコン選びに苦慮するケースが見られた。従来のポータブル型はかさばり騒音が大きいことが多く、セパレート型は設置コストが高く、工事に長い期間を要する。美的集団の「PortaSplit」は、工具不要の設置方法と、欧州の歴史的な建物の窓にも適合するデザインでこれらの課題を解決した。
2026年第1四半期から5月までの西欧諸国への家庭用エアコンの輸出額は前年同期比で9.7%増加し、そのうちポータブルカテゴリーは70%以上伸びた。フランス、スペイン、ドイツ、英国での売上高は前年同期比で70%以上増加している。