民主党全国委員会(DNC)は、2026年11月の中間選挙を目前に控え、財政難に直面している。最近の報道や連邦選挙委員会への提出書類によると、多額の負債を抱え、キャッシュフローを管理するための対策を講じていることが明らかになった。
複数の報道や最近の選挙資金開示資料によると、民主党全国委員会(DNC)は2026年中間選挙の接近に伴い、深刻な財政難に直面している。
Axiosは7月16日、DNCが委員会の財政に関する会議に先立ち、幹部らに対し秘密保持契約(NDA)への署名を求めたと報じた。またAxiosは、5月末時点のDNCの提出書類を引用し、手元資金が約1500万ドルである一方、約1800万ドルの負債を抱えていると伝えた。
これとは別にNOTUSは、DNCが昨年、ワシントンD.C.の不動産登記記録に基づき、ワシントンにある本部ビルを担保として1500万ドルの与信枠を確保したと報じた。DNCの担当者はNOTUSに対し、建物を担保に入れることは以前から行われており、過去にも同様の取り決めがあったと回答している。
ここ数日の報道では、委員会内の財政状況をめぐる緊張関係についても言及されている。ニューヨーク・タイムズ紙によると、DNCは一部の取引業者に対し、請求書の発行を中間選挙後まで延期するよう要請したという。また、7月初旬にはケン・マーティン委員長が緊迫したやり取りの最中に部下のデスクへ携帯電話を投げつけたという騒動が報じられた。この件については証言が分かれており、同紙のインタビューに応じた人物の中に直接目撃した者はいなかったが、報道の要約によると、この一件をめぐりDNCの人事部門へ正式な苦情が寄せられたとしている。
マーティン氏の党財政運営に対しては一部の民主党員から批判の声が上がっており、AP通信は一部の党幹部や運営担当者が非公式に指導力への不信感を表明していると報じた。またAP通信は、最近の連邦への提出書類に基づき、3月末時点でDNCの手元資金は2210万ドル、負債は1840万ドルであったと伝えている。
党全体をめぐる戦略論争は、人口動態の変化や選挙区割りに関連した長期的な政治的逆風への警告と並行して展開されている。5月に公表されたDNC委託の2024年選挙後の検証報告書(DNCによる注釈付き)は、2030年の国勢調査後に勢力図を塗り替える可能性のある人口動態のトレンドを強調し、進行中の選挙区割り争いが迫り来る課題であると指摘した。
MSNBCのホスト、ジョー・スカーボロウ氏は7月26日の番組でDNCの状況を批判し、党の現状維持は不可能であるとして変革を促した。