最新の選挙資金報告書によると、2025年後半からの傾向を引き継ぎ、2026年の上院選挙の複数の激戦区において、民主党候補が引き続き共和党候補の調達額を上回りました。一方で、共和党の全国委員会や関連団体は民主党の約2倍の手元資金を保持しており、議会争奪戦における重要な力関係が浮き彫りとなっています。
メイン州、ノースカロライナ州、オハイオ州、アラスカ州、フロリダ州、アイオワ州、テキサス州を含む各州において、民主党は共和党を上回る第1四半期の調達額を報告しました。テキサス州の民主党指名候補であるジェームズ・タラリコ氏が2700万ドル以上を集めてトップに立ち、ジョージア州選出のジョン・オソフ上院議員(1400万ドル)、ノースカロライナ州のロイ・クーパー前知事(約900万ドル)がこれに続きました。モンタナ州とネブラスカ州では、民主党寄りの無所属候補が共和党の現職候補を上回りました。
民主党は、2024年にトランプ氏が勝利した州で2議席を死守しつつ、過半数を奪還するために4議席を勝ち取る必要があります。
全国レベルでは、共和党全国委員会(RNC)、共和党下院選挙委員会(NRCC)、共和党上院選挙委員会(NRSC)およびスーパーPACなどの共和党関連団体が、民主党側の約2倍の現金準備金を保有しています。これにはトランプ大統領のスーパーPACである「MAGA Inc.」の3億5000万ドルを含め、下院・上院選挙全体で約8億5000万ドルに達します。
下院の動向としては、シャーマン、トンプソン、リンチ各議員など、潤沢な資金を持つ予備選の対立候補に直面している高齢の民主党現職議員の事例や、外部団体による420万ドルの支出支援を受けながらも資金面で優位に立っていたニダ・アラム氏を退けたヴァレリー・フッシー議員の事例などが注目されます。また、70名以上の議員が引退を表明する中、シーラ・シェリフラス=マコーミック議員が倫理調査を受けて4月21日に辞任しました。