Fedora Engineering and Steering Committee(FESCo)は、Fedora 45に向けたユーザーごとの環境変数をsystemdに集約する提案を否決した。コントリビューターのFaeiz Mahrus氏は、シェル固有のRCファイルからsystemdの環境生成機能へ移行し、シェル間での互換性を高めることを提案していた。投票の結果、6名が反対し3名が棄権した。反対の主な理由は、コンテナなどsystemdを利用しない環境への影響が懸念されたためである。
Faeiz Mahrus氏は、~/.local/binや~/binを$PATHに追加するようなユーザーごとの環境変数管理を、~/.bashrcや~/.zshrcといったシェル固有のファイルからsystemdの機能へ移行することを提案した。これは/etc/skel/.config/environment.d/内の設定ファイルを用いる手法で、Fish、Nushell、Xonsh、DashといったRCファイルを持たないシェルを含む、すべてのユーザープロセスに設定を適用できるというものだった。現在の仕組みでは、シェルを切り替えるとローカルバイナリへのパスが失われる問題がある。Fedoraの主要な変更点を審査するFESCoは、賛成なし、反対6名、棄権3名でこの提案を否決した。Neal Gompa氏(ngompa)は、コンテナ環境ではsystemdが含まれていないことが多いため、Fedoraベースのイメージに混乱を招くと指摘した。Kevin Fenzi氏(kevin)は、提案内容が説得力に欠けると判断した。今回の否決にもかかわらず、再提案の可能性は残されている。Michel Lind氏(salimma)は、systemdを使用しない環境への対応や具体的な設定例の提示を行うことで、再提出を検討するよう促した。Phoronixが報じた。