ジョージア州のブライアン・ケンプ知事は4月25日、同州南東部で発生したハイウェイ82号線およびパインランド・ロード周辺の山火事を受け、91郡を対象とした30日間の非常事態宣言を発令した。州森林当局によると、これら2件の火災による焼失面積は合計3万9500エーカーを超え、少なくとも122棟の住宅や建物が全半壊する被害が出ている。
ジョージア州のブライアン・ケンプ知事は金曜日、同州南東部で発生し、記録的な物的被害をもたらしている2件の主要な山火事への対応として、91郡を対象に非常事態を宣言した。
州森林当局によると、金曜夜の時点でハイウェイ82号線およびパインランド・ロード周辺の火災による焼失面積は合計3万9500エーカーを超え、少なくとも122棟の住宅や建造物が破壊された。ケンプ知事は記者会見で、今回の被害はジョージア州史上、単一の火災による物的損失としては最大規模であると述べた。
ジョージア州内での死者は報告されていない。ロイター通信が他メディアの報道を引用して伝えたところによると、木曜夕方、フロリダ州北部で別の藪火災の消火活動にあたっていたボランティア消防士が、急病により死亡した。
ロイター通信によれば、最大規模の2件の火災はアトランタの南東約250マイル、フロリダ州境付近で発生している。ケンプ知事は「炎が樹木の上部を燃やしながら、次々と別の梢へと燃え移っている」と現場の状況を説明し、危険にさらされている住宅の防衛に全力を挙げていると語った。
当局によると、それぞれの火災の周囲約10%に封じ込め線が構築された。ケンプ知事による非常事態宣言は、更新されない限り30日間有効であり、同時にジョージア州森林委員会は、同じ91郡を対象に庭の残骸や農作物を含む屋外での焚き火を禁止する措置を講じた。
調査当局によると、ハイウェイ82号線沿いの火災は月曜日にアルミコーティングされたパーティー用バルーンが送電線に接触し、火花が散って周囲の植物に燃え移ったことが原因で発生した。4月18日から燃え続けているパインランド・ロードの火災は、溶接作業による火花が原因の可能性が高いと当局は述べている。
当局は、火災リスクが高まった背景として、地域全域における極度の干ばつを挙げている。昨秋のハリケーン「ヘリーン」通過後の植物の成長に加え、この春は降水量が例年より極端に少なかったことが影響した。当局は、突風が予想され降雨の可能性も低いことから、危険な火災状況が週末まで続くと予測している。