グレイトフル・デッドのコンサートアーカイブがストリーミングサービス「Play Dead」で公開

グレイトフル・デッドのファン(デッドヘッズ)は、Nugsの新サブスクリプションサービス「Play Dead」を通じて、424公演のコンサート音源をストリーミング視聴できるようになった。同プラットフォームは、グレイトフル・デッド・プロダクションズおよびライノ・エンターテインメントと提携し、未発表だった20公演の貴重な録音を含む形でサービスを開始。最高品質を目指してマスタリングされたハイレゾ音源が特徴となっている。

「Play Dead」では、これまでストリーミングサービスでは未公開だった数多くのグレイトフル・デッドのコンサート音源にアクセスできる。Nugsの創設者兼CEOであるブラッド・サーリング氏は、2000年にバンドと協力して「プロジェクト・バンドワゴン」を立ち上げたが、当時の技術的な限界から計画は停滞していた。しかし、近年の技術的進歩により再始動。グレイトフル・デッドのアーキビストであるデヴィッド・レミュー氏とライノが協力し、マルチトラックテープ、オープンリール、DATテープのデジタル化を推進。ビルボード誌によると、これは単一のバンドを対象としたものとしてはロック史上最大のテープ転送プロジェクトである。このサービスは、ライノを通じて行われるバンドのフィジカルリリースの展開には影響を与えない。レミュー氏は、約2,300種類もの独自ブートレグが存在する中で品質管理を重視しており、音質は劣化の激しいカセットテープよりもはるかに優れていると強調する。最低解像度は24ビット/48kHzで、標準的なCDの音質を上回る。レミュー氏は「単に素早く転送して公開するというものではない」と語った。その他の機能として、レミュー氏が厳選したセレクション、ユーザープレイリスト、バンドの膨大なカタログを網羅したナビゲーション機能などが備わっている。フルコンサートのアーカイブ音源を公開するのが一般的な中で、Play Deadではコンサートの一部も提供される。サーリング氏は、これらの録音を「その場にいたような臨場感を伝える最後の生きた遺物」と形容し、ハイレゾデジタル形式で記録されたと説明した。今回の立ち上げは、ジョン・メイヤーによるSirius XMでの毎週のリスニングパーティーや、ボブ・ウェアの死去に伴うデッドヘッズに関するクロエ・セヴィニー制作の映画など、近年の記念イベントに続くものとなる。

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