サウスカロライナ州スパルタンバーグ郡当局は、自転車に乗っていた少年2人をはねて死亡させたとして、エリ・ペレス容疑者を致死を伴う重罪の飲酒運転(DUI)容疑で2件起訴した。裁判官は保釈を認めず、米移民税関捜査局(ICE)は同容疑者の身柄引き渡しを求めて拘束令状(デテナー)を発行した。同省はペレス容疑者を「ガットアウェイ(追跡を逃れて不法入国した者)」と説明している。
当局によると、サウスカロライナ州スパルタンバーグ郡で、車が道路を逸脱して歩道で自転車に乗っていた子供2人をはね、2人とも死亡した。
サウスカロライナ州ハイウェイパトロールおよびスパルタンバーグ郡検視官事務所の情報に基づいた報道によると、事故は日曜日の午後、ブロック通り付近のアッシュビル・ハイウェイで発生した。犠牲者は、デレオン・ジェームズ・ロビンソンさん(12)とミハイル・リー・スミスさん(9)と特定された。
地元メディアの報道によれば、事故当時、デレオンさんの母親も現場に居合わせており、衝突の瞬間を目撃していた。母親は取材に対し、車が自分をもはねそうになったこと、そして心肺蘇生を行うなど懸命に子供たちを救おうとしたことを語った。
地元当局や拘置所の記録を引用した各メディアによると、エリ・ペレス容疑者は致死を伴う重罪の飲酒運転(DUI)で2件、無免許運転、および未開封でないアルコール容器を所持していた罪で起訴されている。
月曜日に行われた保釈審問で、第7巡回区の検察官バリー・バーネット氏は、ペレス容疑者が現場で泥酔しており、州警察官が支えなければ立っていられない状態だったと述べた。また、バーネット氏によると、容疑者は土曜から日曜にかけて酒を飲んでいたことを認めたという。検察側が逃亡の恐れを指摘したため、裁判官は保釈を却下した。審問の報道によれば、法廷ではICEの拘束令状についても言及された。
連邦移民当局もペレス容疑者の身柄確保に動いている。ICEは地元当局に対し、同容疑者を連邦政府の管理下に移送するよう求める拘束令状を発行した。国土安全保障省(DHS)は『ザ・デイリー・ワイヤ』紙に対し、ペレス容疑者が「ガットアウェイ」として不法入国したと説明したが、入国時期については明らかにしていない。
長年デレオンさんと共に暮らしてきたという家族ぐるみの友人のソフィア・パグリュカさんは、『ザ・デイリー・ワイヤ』のインタビューでこの少年たちの死を「防ぐことができた」と述べ、同様の悲劇を繰り返さないための対策を訴えた。