米国際貿易委員会(ITC)は、Appleが設計変更したスマートウォッチに対する輸入禁止措置の再導入を認めないとの判断を下しました。これにより、同社は血中酸素ウェルネス機能をアップデートした端末の販売を継続できます。この決定は、Appleの時計がMasimo社の特許を侵害していないとする3月の予備的判断に基づき、審理を終了させるものです。Masimo社には、米連邦巡回区控訴裁判所に控訴する選択肢が残されています。
米国際貿易委員会(ITC)が審理を終了したことを受け、AppleはApple Watchに対する2度目の輸入禁止措置を回避しました。同委員会は、3月に担当判事が下した予備的判断を支持しました。これは、Appleと長年にわたり係争を続けている医療機器メーカー、Masimo社の特許を、設計変更された血中酸素濃度測定機能が侵害していないとするものです。Appleは声明の中で、「MasimoはAppleに対して執拗な法的キャンペーンを展開してきたが、同社の主張のほとんどは退けられている」と述べました。4月18日に下されたこの決定に対し、現時点でMasimo社からのコメントは得られていません。両社の対立は、Masimo社が特許侵害を訴え、輸入禁止を求めた2021年に遡ります。ITCは以前Masimo社の訴えを認め、それを受けてAppleは輸入禁止を解除するため、一部モデルで血中酸素センサーの機能を変更していました。今回の決定はMasimo社にとって痛手となりますが、同社は昨年11月、別の特許訴訟において米連邦陪審がAppleに6億3400万ドルの支払いを命じる評決を勝ち取っています。今回のITCの決定は、継続中の法廷闘争においてAppleに一時的な安堵をもたらすものですが、控訴によって争いが長期化する可能性も残されています。