日本の茂木敏充外相とオーストラリアのペニー・ウォン外相は4月28日、東京で会談し、厳しさを増す安全保障環境下での自由で開かれたインド太平洋(FOIP)実現に向けた協力を再確認した。この初対面会談は、両国首脳会談に先駆け、防衛や経済安保分野での連携強化を協議した。
茂木外相とウォン外相の約40分間の会談で、両者は防衛や経済安保分野での協力を強化することで一致した。東京の外務省によると、両国はインド太平洋地域や中東情勢を議論し、ホルムズ海峡での船舶の自由で安全な航行確保を再確認した。
茂木氏は会談冒頭で、「日本とオーストラリアは志を同じくする国々の中核的パートナーであり、あらゆる分野で協力をさらに推進することが期待されている」と述べた。ウォン氏は「両国関係はこれまでになく戦略的に一致している」と応じた。
FOIP構想は2016年に安倍晋三元首相が提唱し、法の支配、自由貿易、地域の安定を促進することを目指す。2026年は日豪基本条約締結50周年にあたり、両国はエネルギーや重要物資の安定供給の重要性を強調した。
この会談は、米イスラエル・イラン間の緊張が続く中、アジア太平洋地域のエネルギー安全保障をめぐる調整を強めるもので、来週の首脳会談に向けた基盤を築いた。日本側は貿易・経済安保担当大臣も交え、連携を深めた。