外野手のジェイソン・ヘイワードは金曜日、16シーズンにわたるメジャーリーグでのキャリアを終え、引退することを発表した。彼はワールドシリーズで2度の優勝を経験し、ゴールドグラブ賞を5回受賞している。初打席本塁打という華々しいデビューを飾った元オールスター選手であるヘイワードは、今後はシカゴを拠点とする自身の野球アカデミーで若手の育成に注力する予定だ。ヘイワードは、自身のキャリアに対する感謝と、野球界への恩返しを楽しみにしている旨を語った。
2007年にジョージア州ヘンリー郡高校からアトランタ・ブレーブスの1巡目指名を受けたジェイソン・ヘイワードは、2010年のデビュー直後からチームに大きな貢献を果たした。オールスター選出経験のある左腕カルロス・ザンブラーノからメジャー初打席本塁打を放ち、ナショナルリーグ新人王投票ではバスター・ポージーに次ぐ2位にランクイン。そのシーズンは142試合に出場し、WAR 6.4、打率.277、出塁率.393、長打率.456を記録し、オールスターにも選出された。ヘイワードは25歳になるまでに通算WAR 29.9を積み上げ、その後シカゴ・カブスと当時球団史上最高額となる8年1億8400万ドルの大型契約を結んだ。2016年から2022年まで所属したカブスでは、ゴールドグラブ賞を2回受賞。特に2016年のワールドシリーズ第7戦、雨天中断中にチームメイトに向けて行ったスピーチは有名で、チームを鼓舞し、1908年以来となる10回延長戦での逆転優勝の原動力となった。彼は自身の言葉について、レギュラーシーズンでの圧倒的な強さと回復力をチームメイトに再認識させたと語っている。「自分たちが何者であるかを思い出させただけ。あらゆる困難を乗り越えてきたことを忘れるなと伝えたんだ」。ヘイワードは右翼手としての卓越した守備で計5回のゴールドグラブ賞を獲得したほか、優れた走塁技術も評価された。レギュラーシーズン通算1,824試合、プレーオフ45試合に出場し、打率.255、出塁率.336、長打率.408(OPS+ 101)、186本塁打、730打点、通算WAR 41.5という成績を残した。セントルイス・カージナルス、ロサンゼルス・ドジャース、ヒューストン・アストロズ、サンディエゴ・パドレスでもプレーし、昨季はパドレスで34試合に出場。2024年にはドジャースの一員として自身2度目となるワールドシリーズ制覇を成し遂げた。36歳のヘイワードは『MLB Central』で引退を発表した際、「今この瞬間を迎えて、迷いなく引き際だと確信している。後悔はないし、振り返ることもない。ただ感謝の気持ちでいっぱいだ」と語った。2023年にシカゴでジェイソン・ヘイワード・ベースボール・アカデミーを設立しており、次世代の育成に意欲を燃やしている。「野球は私たちに多くのものを与えてくれた。これからの未来がどうなるか楽しみだよ」