ジョンズ・ホプキンス医学部が実施した管理下での研究により、大麻食品とアルコールを同時に摂取した場合、それぞれを単独で摂取した時よりも、シミュレーターを用いた運転操作においてより大きく、長期にわたる障害が生じることが判明した。その一方で、標準的な飲酒検査では、アルコール濃度が高い場合を除き、大麻に起因する運転能力の低下を特定できないことが頻繁にあった。
ジョンズ・ホプキンス医学部の研究者らは、21歳から55歳までの健康な成人25名を対象とした厳格に管理された参加者内クロスオーバー試験において、大麻食品、アルコール、およびその組み合わせが運転関連のパフォーマンスにどのような影響を与えるかを調査した。(hopkinsmedicine.org)
約1週間間隔で実施された7回の外来セッションにおいて、参加者はTHCを含むブラウニー(10mgまたは25mg)あるいはプラセボのブラウニーを摂取し、同時に呼気中アルコール濃度(BrAC)を目標の0.05%または0.08%に達するように調整されたアルコール飲料、あるいはプラセボ飲料を摂取した。参加者は摂取前後にシミュレーションによる運転課題やその他の評価を実施した。(hopkinsmedicine.org)
研究の結果、大麻食品とアルコールの組み合わせは、どちらか単独での摂取と比較して、運転操作の重大な低下と高い自己申告による酩酊感をもたらすことが明らかになった。研究チームによると、THCとBrAC 0.05%のアルコールを併用した場合、米国のほとんどの州で法的基準とされるBrAC 0.08%のアルコール単独摂取と同等、あるいは一部の比較においてはそれ以上の障害を引き起こす可能性があることが報告された。(jamanetwork.com)
しかし、標準的な現場の飲酒検査では、研究で確認された大麻に関連する運転能力の低下をしばしば特定できなかったと研究者は指摘している。シミュレーターの計測で大麻および併用摂取時の能力低下が示されているにもかかわらず、検査で一貫して酩酊が示されたのは、主にアルコール濃度が最も高い条件(BrAC 0.08%)においてのみであった。(hopkinsmedicine.org)