ベテラン女優のジュディ・デンチは、悪化する眼の状態により人々の認識や読書ができなくなり、演技から距離を置くことになったと明かした。最近のITVインタビューで、90歳のスターは友人イアン・マッケランとともにユーモアを交えて苦悩を語った。デンチはこの問題を2023年に初めて公に語り、台詞の暗記への影響を指摘した。
インタビューの洞察
ITVのインタビューで、デンチは演技キャリアを一時休止する決定を説明し、「もう見えないのよ。あの、ほら、あのことよ」と述べた。彼女はこの状態が顔の認識、テレビ視聴、スクリプトの読書を妨げていると詳述した。「あなたの輪郭は見えるし、あなたのことはよく知ってる。でも今は誰の顔も認識できないの… テレビが見えないし、読めないわ」とマッケランに語り、彼は観客がまだ彼女をはっきり見えると冗談を飛ばして雰囲気を和ませた。
マッケランは「でも、完全な見知らぬ人に『またお会いできて嬉しいわ』って声をかけるの?」と冗談を言い、デンチは笑って「時々ね」と答えた。このやり取りは、困難の中でも彼女のたくましいユーモアを浮き彫りにしている。
以前の公表
デンチは2023年の『The Graham Norton Show』出演で初めて視力の問題を公に語った。視覚記憶に頼るため台詞の学習が「不可能」になったと説明した。「不可能になってしまったの。私は写真記憶があるから、台詞を教えてくれるだけでなく、ページ上の位置も教えてくれる機械が必要なの」と語った。デンチは付け加えた。「昔は台詞を覚えるのがとても簡単だった。今でも『Twelfth Night』の全編を言えるわ」。
舞台上の課題
デンチは数年前、ケネス・ブラナー演出のガリック・シアターでの『The Winter’s Tale』公演の逸話を共有した。パウリナ役を演じ、稽古3週間後、ブラナーは「ジュディ、そのスピーチを右に約2.4メートルずらして言えば、私に向かって言ってるみたいでプロセニウムじゃないよ」と助言した。公演中は他者に頼っていたと強調し、「みんなに言ってもらってるのよ!」。
これらの告白は、何十年ものキャリアに及ぶ彼女の状態の深刻な影響を示しているが、デンチは楽観的な見方を保っている。