チャールズ3世国王は米国国賓訪問の2日目となる火曜日、連邦議会の上下両院合同会議で演説し、米国の独立250周年を前に大西洋を挟んだ協力関係の強化を訴えた。英国君主である同国王は、ロシア・ウクライナ戦争や中東情勢など世界的な緊張が高まる中で米英同盟の重要性を強調し、スタンディングオベーションを受けた。この演説に先立ち、ホワイトハウスでの式典やドナルド・トランプ大統領との記念品交換が行われた。
月曜日の到着と、トランプ大統領およびメラニア・トランプ大統領夫人とのホワイトハウスでの最初の茶会(養蜂場の見学やガーデンパーティーを含む)を経て、国王夫妻は火曜日にホワイトハウスでの正式な歓迎式典に出席した。式典では軍事礼礼、挨拶、芳名帳への署名、そして大統領執務室での会談が行われた。
チャールズ国王はトランプ大統領に、英海軍帆走フリゲート「レゾリュート」の木材から作られた1879年当時のレゾリュート・デスクの設計図の複製を贈呈した。これに対しトランプ大統領は、1785年にジョン・アダムズがジョン・ジェイに宛てた、ジョージ3世国王との独立戦争後の会談について記された書簡(額装)を贈った。メラニア夫人はカミラ王妃にティファニー製の銀のスプーン6本を贈り、カミラ王妃は夫人へデザイナーズブローチを贈呈した。
バッキンガム宮殿は、4月25日にホワイトハウス記者晩餐会で発生したトランプ大統領暗殺未遂事件(容疑者のコール・アレンが月曜日に起訴)にもかかわらず、予定通り日程が進行したことを認めた。チャールズ国王はこの事件について言及し、そのような暴力は成功しないだろうと述べた。
英国君主として1991年のエリザベス2世女王以来、史上2度目となる歴史的な議会演説の中で、チャールズ国王は世界的な課題の中での同盟の必要性と、9.11以降のNATOの結束を強調した。「私たちが直面している課題は、一国だけで負うにはあまりに大きすぎる」と語り、アメリカ建国の父たちを英国の伝統から生まれた「大胆で想像力豊かな反逆者」と称賛した。トランプ大統領は、米国と英国が敵対関係から同盟関係へと移行したことを「最も大切にすべき友情」と評した。
訪問は、木曜日の出発を前に、ニューヨーク(9.11から25周年と『くまのプーさん』誕生100周年を記念)とバージニア州(環境保護に関する会談)での日程が続く。