カート・ヴァイルは、Verve Recordsより5月29日にリリース予定のニューアルバム『Philadelphia’s Been Good To Me』を発表した。2022年の『(Watch My Moves)』以来となる本作には、リードシングル「Chance To Bleed」が収録されるほか、北米、ヨーロッパ、イギリスを巡る大規模な2026年ツアーの日程も明らかになった。ヴァイルは本作について、自身の故郷であるフィラデルフィアへのラブレターであると語っている。
カート・ヴァイルは4月7日に『Philadelphia’s Been Good To Me』の詳細を明かし、本作を「すべてを故郷フィラデルフィアに持ち帰る」アルバムであると表現した。ヴァイルは「これが最後のアルバムになるつもりで、すべてを注ぎ込んだ。最高のボーカルとエレクトリックギターの演奏が収められており、自分の心地よい領域で制作した、最もオーガニックな作品だ」と語る。2023年後半から2026年初頭にかけて録音された本作は、彷徨うようなバラードやロードソングが融合しており、ヴァイルが原点である自宅録音のスタイルへ、より高音質で立ち返ったものとなっている。アルバムには自身のバンドであるザ・ヴァイオレイターズや親しいミュージシャンたちが参加しており、ジャケット写真にはウィリアム・エグルストンによる作品が採用された。トラックリストには「Zoom 970」「99 BPM」「Rock ’o Stone」「You Don’t Know Cuz It’s My Life」「Philly’s Been Good To Me」「99th Song」「Red Room Dub」「Every Time I Look at You」「Piano for Sarah」「Avalanches of Snow」が並ぶ。リードシングルの「Chance To Bleed」は、フィラデルフィアのアンダーグラウンドシーンで活動していた初期の日々を振り返る楽曲だ。ヴァイルはこれを、シューゲイザーに影響を受けたギターリフを中心とした「ヒルビリー・テクノ」と表現している。ゲストミュージシャンとして、Optic SinkやNOTSのナタリー・ホフマン、SlintやKing Kongのイーサン・バックラー、Reigning SoundやThe Obliviansのグレッグ・カートライトらが参加。この曲はザ・ヴァイオレイターズと共にジョージア州アテネとテネシー州メンフィスでレコーディングされ、ロサンゼルスでロブ・シュナフによってミックスされた。また、ヴァイルは6月16日のトロント・History公演を皮切りとする大規模なツアーも発表した。北米ツアーは7月まで続き、7月25日には故郷フィラデルフィアのDell Music Centerでの凱旋公演も予定されている。ヨーロッパ公演は8月から9月にかけて行われ、ライアン・デイヴィス&ザ・ロードハウス・バンドがサポートを務める9月のイギリス・アイルランド公演では、9月9日にロンドンのTroxyでのライブも予定されている。その後11月にも北米での追加公演が続く。オープニングアクトには、Twisted Teens、Being Dead、They Are Gutting a Body of Water、Optic Sink、The Sadies、アレックス・アメンらが決定している。