ロレアルグループが発表した2026年度第1四半期の既存店売上高は、前年同期比7.6%増の122億ユーロとなり、アナリストの予想を上回りました。この結果は前四半期からの加速を示しており、ニコラ・イエロニムス最高経営責任者(CEO)は、イノベーションとEコマースの強みが世界市場でのシェア拡大につながったと評価しました。
ロレアルのプロフェッショナル・プロダクツ事業部門は、「ケラスターゼ(Kérastase)」や「レッドケン(Redken)」などのブランドを擁し、15.5%増と成長を牽引しました。「セラヴィ(CeraVe)」や「ラ ロッシュ ポゼ(La Roche-Posay)」を含むダーマコスメティック事業が10.8%増でこれに続きました。「ロレアル パリ(L’Oréal Paris)」や「メイベリン(Maybelline)」などのコンシューマー・プロダクツ事業は5.8%増、「キールズ(Kiehl’s)」や「イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)」といったラグジュアリーラインは前年比5.2%増となりました。イエロニムスCEOによると、この業績は世界的に活況な美容市場を上回る成長となりました。イエロニムスCEOは「当社は活況を維持する美容市場でアウトパフォームしただけでなく、世界各地で市場シェアの拡大を加速させました。イノベーション計画の強化を推進力として、フレグランス、ヘアケア、メイクアップの分野で勝利を収め続けており、スキンケアでも明るい兆しが見え始めています。また、Eコマースにおけるリーダーシップにより、全地域、特に新興市場で素晴らしい結果を出し、最も成功しているチャネルに注力できています」と述べています。地域別の売上高では、ヨーロッパが10.3%増、北米が11.4%増と堅調でした。南アジア太平洋、中東、北アフリカ、サハラ以南のアフリカを含む新興市場は20.4%の大幅増となりました。ラテンアメリカは5.1%増でしたが、北アジアは4%減となりました。3月31日、ロレアルは「クリード(House of Creed)」や「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」および「バレンシアガ(Balenciaga)」のフレグランスと美容製品の独占ライセンスを含む、ケリング・ボーテ(Kering Beauté)の買収を完了しました。イエロニムスCEOは、地政学的および経済的な不確実性がある中においても、同社の多極的なモデルとイノベーションが売上と利益の継続的な成長を促進するとして、楽観的な見通しを示しました。