ランバン・グループが発表した2025年度の売上高は、マクロ経済の逆風と継続的な事業変革の影響を受け、前年比18%減の2億4000万ユーロとなりました。同社は、ブランドごとの売上減少はあったものの、調整後EBITDAと直販(D2C)売上高は改善したと報告しています。
ランバン、ウォルフォード、セルジオ・ロッシ、セント・ジョンなどのブランドを傘下に持つランバン・グループの2025年度売上高は、18%減の2億4000万ユーロとなりました。売上数量の減少により、売上総利益は前年の1億7200万ユーロから1億4000万ユーロへ減少しました。2026年4月30日に発表された決算リリースによると、店舗閉鎖やコスト管理の徹底により、調整後EBITDAは前年のマイナス9400万ユーロからマイナス9000万ユーロへとわずかに改善しました。売上高の68%を占める直販チャネルでは、下半期にランバンとウォルフォードで売上の伸びが見られました。北米市場の売上は比較的底堅く推移した一方、EMEA(欧州・中東・アフリカ)および中華圏では需要の低迷が見られました。ブランド別では、ブランドの再構築や店舗網の最適化を進めているランバンの売上高が30%減の5800万ユーロとなりましたが、ピーター・コッピング氏によるデビューコレクション発表後、業績改善の兆しが見え始めています。ウォルフォードの売上高は14%減の7600万ユーロでしたが、上半期の物流トラブルから回復傾向にあり、2月には立て直しを主導するCEOとしてマルコ・ポッツォ氏が昇格しました。セルジオ・ロッシは30%減の3000万ユーロ、セント・ジョンは1%減の7800万ユーロでした。グループ会長のゼン・ファン氏は「マクロ経済環境は依然として厳しいものの、当社は変革イニシアチブを推進し、業務を効率化させ、ブランドの長期的な地位を強化し続けている」と述べました。さらに同氏は「2025年下半期のモメンタム改善には期待しており、長期的には持続可能な成長を実現できると確信している」と付け加えました。2026年度に向けては、刷新されたクリエイティブな勢いと集約された運営モデルを通じて前進し、変革計画の完遂を目指す方針です。