第29回ソノマ国際映画祭が3月29日に閉幕し、スペインのクィア映画『Maspalomas』が長編劇映画部門の審査員大賞を受賞した。アイトル・アレギとホセ・マリ・ゴエナガの両監督による本作は、新型コロナウイルスのパンデミックが始まった当初、個人的かつ身体的な危機に直面する高齢の男性をありのままに描いた点が審査員から高く評価された。本映画祭では37カ国から104作品が上映され、過去最高の動員数を記録した。
北カリフォルニアのソノマで5日間にわたり開催された本映画祭では、バリー・ジェンキンスやルル・ワンらをゲストに迎えた監督によるトークイベントやパネルディスカッションのほか、食を楽しめるポップアップイベントなども行われた。ジュリアン・シュナーベルはビジョナリー・アーティスト賞を受賞し、スペシャルゲストのトム・ウェイツとともに自身の監督作品『In the Hand of Dante』を上映した。ソノマ国際映画祭の芸術監督カール・スペンスは、イベントの成功について「今年の記録的な動員数とチケット販売数は、ここソノマにおける大胆な国際映画や没入型の文化体験に対する並外れた需要を浮き彫りにしました」と語った。バラエティ誌の受賞報道によると、スペンスは、満席の上映やコミュニティでの祝賀イベントが、映画、食、ワイン、そして楽しみが融合した記念すべき集いとして本映画祭を象徴するものになったと付け加えた。