コーヒーマグを投げつけて生後間もない息子を死なせた罪で有罪判決を受けたオハイオ州在住のアンソニー・グローブ(44)が、3月21日、仮釈放違反の疑いでフロリダ州デイトナビーチにて逮捕された。警察当局によると、グローブは職務質問の際、亡くなった子供のことに言及して警官の同情を引こうとしていたという。グローブは現在オハイオ州への身柄引き渡しと、現地での追加訴追に直面している。
3月21日、ボルーシャ郡保安官事務所のパトロール隊員が、デイトナビーチのノースビーチストリート700番地付近の防波堤で、ウイスキーのボトルを開けて飲んでいたアンソニー・ベンジャミン・グローブ(44)ら2人組を発見した。身元照会を行ったところ、オハイオ州から逮捕状が出ていることが判明。その中には、2015年に生後2ヶ月の息子を死なせた過失致死罪で有罪判決を受けたことに伴う、2025年10月29日発行の仮釈放違反の令状が含まれていた。グローブは当時、口論の末に子供の母親に向かって投げた陶器製のコーヒーマグが乳児の頭部に直撃し、その後、乳児がアクロン小児病院で死亡した事件で、過失致死および児童虐待の罪を認めていた。グローブは8年間の服役を経て2023年に釈放されたが、仮釈放の条件として、全ての法律を遵守すること、およびオハイオ州を離れる際には旅行許可を取得することが義務付けられていた。職務質問中、ブライアン・ヘンダーソン次長はグローブと会話を交わした。「子供がいるか尋ねたところ、『ああ、2人いたが1人は亡くなった』と答えた」とヘンダーソン次長はWEWSに語った。最初は同情を示したヘンダーソン次長だったが、後にグローブがその死に深く関与していたことを知った。ヘンダーソン次長は「父親として、自分の子供を死なせた張本人でありながら、見知らぬ人から同情を買おうとする男には怒りを覚えた」と述べた。グローブは他にも、前科者としての登録義務違反や、20グラム未満の大麻所持の容疑でフロリダ州でも立件されている。現在、保釈金なしでボルーシャ郡拘置所に勾留されており、保安官事務所はオハイオ州当局と身柄引き渡しに向けた調整を行っている。ヘンダーソン次長は「我々のビーチにこのような人間は必要ない」と断言した。