オハイオ州南西部の有権者は、予備選挙の投票締め切りに際し、高騰するガソリン価格や固定資産税など、生活費の上昇に対する強い懸念を表明した。知事や連邦議会選といった州全体の選挙よりも、地域の課題が焦点となった。また、クリニックの閉鎖を背景に、医療へのアクセスも重要な懸念事項として浮上している。
オハイオ州で火曜日、知事選、下院選、上院選の予備選挙が終了した。しかし、オハイオ州南西部の有権者の関心は、州全体の競争よりも地域の課題に向けられていた。シンシナティのハミルトン郡選挙管理委員会で土曜の朝に取材を行ったNPR記者のイザベル・ニッスリーによると、期日前投票を行った有権者は、レギュラーガソリンが1ガロン平均5ドルに達している現状を大きな負担として挙げている。生涯を通じて共和党を支持してきたレディング在住のスーザン・ベイリー氏は、ガソリン代の負担がありながらも相乗りで投票所に駆けつけ、「投票は特権であり、非常に真剣に取り組むべきことだ」と強調した。彼女は年間235ドル以上の増税につながる可能性がある税徴収案に反対し、固定収入で生活する厳しさを訴え、「まるで、あるところから盗んで他へ回すようなものだ。そんなことは許されない」と語った。オハイオ州の住宅所有者は全米でも高い水準の固定資産税を負担しており、州議会では救済案が検討されている。ノーウッドで女性医療に携わる民主党員のパトリシア・モロニー氏は、医療へのアクセス問題を指摘した。共和党主導の予算削減の影響で昨年オハイオ州南西部の2箇所のプランド・ペアレントフッド(全米家族計画連盟)の施設が閉鎖されたことを受け、多くの患者が妊娠ケアや地方のクリニックの喪失に不安を抱いていると述べた。シンシナティ東部に位置するクレアモント郡では、共和党支持者のジェームズ・ライリー氏がトランプ前大統領への支持を表明しつつも、より穏やかな言動を望むと語った。退役軍人である同氏は、現在進行中の米国とイランの紛争について「戦争は全く望んでいないので、早く終わることを願っている」と懸念を示した。無党派層でデューク・エナジーの契約社員であるアーロン・マーフィー氏は、生活費、経済、ガソリン価格を主要な争点として挙げ、2024年は共和党に投票したが今回は民主党の予備選挙を選択した。彼は前回の選挙以降、経済的な改善が実感できていないと指摘した。