米連邦最高裁は木曜日、オハイオ州第15選挙区の共和党予備選の候補者名簿からサミュエル・ロナン氏を除外した下級裁判所の判断を支持した。オハイオ州のフランク・ラローズ州務長官は、以前民主党全国委員会の委員長選に出馬した経歴があるロナン氏について、共和党の予備選に民主党支持者を送り込む意図を認めたことを理由に、候補者資格を取り消していた。この決定に対して異議を唱えた判事は一人もいなかった。
サミュエル・ロナン氏は、オハイオ州第15選挙区の共和党予備選で、現職のマイク・ケアリー下院議員に対抗するために出馬を届け出た。同氏は自身を共和党員と称し、その理念を堅持すると誓約したことから、フランクリン郡選挙管理委員会は2月に当初、出馬を承認していた。しかし、オハイオ州の共和党有権者であるマーク・シェア氏が、ロナン氏のソーシャルメディアでの投稿「左派は共和党の空間に潜入し、予備選で挑戦する必要がある」や、Fox Newsが連邦地方裁判所の記録として報じた「保守的な選挙区」に民主党系候補を立てる計画を示した文書に気づき、抗議した。フランクリン郡の委員会では党派間で票が割れたため、ラローズ長官がロナン氏を候補者名簿から除外した。サラ・D・モリソン連邦地方裁判所判事も、同氏の宣誓は虚偽であるとしてこの決定を支持した。ラローズ氏は一連の動きを「政治的な性転換」と表現し、「自らを民主党員と称する人物が共和党の予備選を乗っ取ろうとする明白な試みに対抗するため、我々は国の最高裁まで争わなければならなかった」と述べた。ロナン氏は策略を否定し、ロナルド・レーガン元大統領やドナルド・トランプ前大統領も元は民主党員であったと指摘している。ロナン氏の弁護団は、ケアリー議員がオハイオ州共和党を巻き込んで候補者選出プロセスを妨害したと非難し、選管委員が党内の役職を兼務していることを理由に忌避すべきだったと主張した。ラローズ長官は、現行のオハイオ州の予備選制度は事前登録なしで党派別の投票用紙を請求できるため不正に弱いとして、閉鎖的な予備選制度の導入を提唱している。