パテ社が製作した二部構成の歴史大作『ド・ゴール』が、低調なスタートを経てフランスの映画興行で力強く盛り返している。第1作『De Gaulle: Résistance(原題)』は、6月3日の公開以来、すでに120万人を動員した。口コミ、熱波、そしてターゲットを絞ったプロモーションの組み合わせが、この好転を後押しした。
同作の観客動員数は、公開3週目に17.2%増加し、先週末には68%の跳ね上がりを見せた。6月24日には114%増を記録するなど、興行収入は上昇を続けている。第2作『De Gaulle: I Write Your Name(原題)』は、6月26日に公開された。パテ社のヌレディン・サファイ社長は、若年層の観客を取り込むことができたのは、SNSを通じた本質的な働きかけがあったからだと語る。同社はYouTuberのイノックスタグ(Inoxtag)と提携して同時視聴会やディスカッションを行い、創業130年の歴史の中で初めてインターネット・クリエイターをこのような役割に起用した。製作費8500万ドルの同作は、シャルル・ド・ゴール役をシモン・アブカリアンが演じている。ジュリアン・ジャクソン著『De Gaulle: A Certain Idea of France(原題)』を原作とし、パテ社はかつて二部作でヒットした『モンテ・クリスト伯』や『三銃士』に続くブロックバスター作品として位置づけている。同作は中国への販売が決定しており、ヨーロッパでは8月下旬の公開を予定している。米国での配給権は未売却のままであり、パテ社はテレビ向けやストリーミング配信向けに全6話のシリーズとして展開する選択肢を模索している。