連邦当局は5月下旬、Googleのソフトウェアエンジニアが予測市場「Polymarket」で不正に120万ドルの利益を得たとして、インサイダー取引の疑いで訴追した。この事件は、非公開情報が予測プラットフォームで悪用されている懸念を浮き彫りにした最近の事例の一つである。
検察当局によると、ミケーレ・スパニョーロ被告(36)は、Googleの社内機密データを利用し、ミュージシャンのD4vdやラッパーのケンドリック・ラマーがGoogle検索ランキングのトップに入ることに賭けを行っていたとされる。
ニューヨーク・タイムズによる5月の調査では、Polymarketにおいて疑わしい高収益パターンを示す1万1000以上のアカウントが特定された。その他にも、米陸軍特殊部隊の兵士が40万ドルの支払いを受けた事例や、ジョージ・サントス元下院議員が特定の結果で数万ドルを獲得した事例などが指摘されている。
KalshiとPolymarketの累計取引額は合計で1500億ドルに達している。これらのプラットフォームは米商品先物取引委員会(CFTC)の監督下にあるが、一部の州や先住民部族からは賭博法違反を主張する訴訟が提起されている。
ウォール・ストリート・ジャーナルの先週の報道では、Polymarketがインフルエンサーを雇って実施した欺瞞的なマーケティング活動が詳述された。コロンビア大学のラジーヴ・セティ教授は、規制をめぐる議論が続く中で、この業界は拡大を続けていると指摘している。