ソウル南地方検察庁は、Hybeの房時赫(パン・シヒョク)議長に対する警察の逮捕状請求を、勾留の必要性を裏付ける証拠が不十分であるとして棄却した。房議長は2019年の同社上場前に投資家をだまして株式を売却させた疑いが持たれている。警察は今後、捜査を継続した上で再請求を検討する方針。
ソウル南地方検察庁は4月24日、K-POP大手Hybeの創業者である房時赫(パン・シヒョク)議長に対する警察の逮捕状請求を棄却した。検察は「現段階では勾留の必要性を認める十分な証拠がないため、補強捜査を指示した」としている。
房議長は、2019年の同社新規株式公開(IPO)前に投資家をだまして自社株を売却させ、約2600億ウォン(約1億7528万米ドル)の不正利益を得たとして、資本市場法違反(詐欺的不正取引)の疑いが持たれている。同法は、未公開株をめぐる虚偽の報告や詐欺的行為による金銭的利益を禁じており、不正利益が50億ウォンを超える違反には無期懲役または5年以上の有期懲役が科される可能性がある。
房議長は、IPOは法令に基づいて行われたと主張し、容疑を否認している。警察は2024年後半に情報を入手し、翌年には韓国取引所およびHybe本社への家宅捜索を行った。8月には房議長に対して出国禁止措置が取られ、活動に制限が課されている。
在韓米国大使館は最近、K-POPグループBTSのワールドツアーに関連し、房議長の米国渡航を許可するよう警察に要請する書簡を送った。警察は、さらなる捜査を経て逮捕状の再請求を検討する意向を示しており、今後も法的手続きに従って判断を下すとしている。