サンフランシスコのスタートアップ企業が、度付きメガネにLinuxコンピュータを内蔵した「Raven Prism」を発表しました。このデバイスは、視線追跡とデバイス内処理を通じて、プライバシー保護とハンズフリー操作を重視しています。
トーマス・スアレス氏が設立したRaven Resonanceは、「Augmented World Expo 2026」においてRaven Prismを発表しました。同イベントは6月16日から18日まで、カリフォルニア州ロングビーチのブース1028で開催されています。
このメガネは、同社独自の「RavenOS」を搭載したフル機能のLinuxコンピュータとして機能します。クアッドコアのARMプロセッサと最大4GBのRAMを搭載し、重量は70グラム未満です。右レンズに搭載されたフルカラーのLCoSディスプレイが、30度の視野角を提供します。
プライバシー対策として、物理的なカメラカバーの取り外しが可能であるほか、インジケーターライトを備え、すべての処理をデバイス内で完結させる仕組みを採用しています。ユーザーの同意なしにデータが外部へ送信されることはなく、テレメトリ収集もデフォルトでオフになっています。
2026年後半の商用発売が予定されており、価格は暫定的に1,499ドルです。このデバイスはSSHに対応し、ルート権限の取得が可能で、ARM64版Linuxのネイティブアプリケーションを実行できます。