Snapは、カリフォルニア州ロングビーチで開催された「Augmented World Expo」の基調講演において、最新の拡張現実(AR)グラス「Specs」を発表した。この単体で動作するメガネは、今年後半に2,195ドルから販売される予定で、同社にとって一般向け初の製品リリースとなる。
SnapのCEOであるエヴァン・スピーゲル氏は、新しいSpecsを現実世界にコンピューティングを重ね合わせるように設計されたウェアラブルコンピューターとして紹介した。同氏は、このデバイスが記録を主目的とする一般的なAIグラスとは異なると強調し、OpenAIやGoogleとの提携を通じたコンテキストに応じた支援機能に可能性を見出していると語った。
このメガネは、以前の開発者向けバージョンから仕様が向上しており、51度の視野角、4時間のバッテリー寿命を備え、サイズに応じて132グラムまたは136グラムの重量となっている。また、エレクトロクロミックレンズを採用し、度付きレンズインサートにも対応している。
予約販売は200ドルの返金可能な保証金で開始されており、米国、英国、フランスの顧客向けに秋の出荷が予定されている。スピーゲル氏は、当初はアーリーアダプターや開発者をターゲットにしつつ、将来的には価格を下げてアクセシビリティを向上させる狙いがあると述べた。
スピーゲル氏はプライバシーに関する懸念についても言及し、顔認識機能は許可されていないこと、および保護者による制限機能によって若年層ユーザー向けのコンテンツが制限されることを明言した。