Metaのマーク・ザッカーバーグCEOは、同社の第1四半期決算説明会において、スマートグラスおよびビジネス向けのパーソナルAIエージェントを開発中であることを明らかにした。このAIエージェントは、ユーザーの目標達成を支援し、起業家をサポートすることを目的としている。これは、MetaのAI研究所が新たに発表したモデル「Muse Spark」を活用した取り組みとなる。
マーク・ザッカーバーグ氏は水曜日の決算説明会で、健康、学習、人間関係、キャリアといった分野でユーザーを支援するパーソナル・スーパーインテリジェンスというMetaのAIビジョンを概説した。GoogleやOpenAIといった競合他社が企業向けAIに注力する一方で、Metaはソーシャルプラットフォームやスマートグラスなどのデバイスに統合された消費者向けアプリケーションを優先しているとザッカーバーグ氏は語った。同氏は「当社のグラスはすべて、最新のAIモデルや機能を容易に更新できるよう設計されている」と述べ、将来的には物事を記憶し目標達成を助ける、一日中寄り添うパーソナルエージェントへと進化させていく構想を明かした。また、アレクサンドル・ワン氏率いるフロンティアAI研究所の主要な成果である「Muse Spark」モデルを基盤に、起業家の成長や顧客サービスの向上を支援するビジネス向けエージェントの開発も計画している。ザッカーバーグ氏はショッピング支援といった独自の機能を強調し、「他社の研究所で、ショッピングに非常に優れたAIを開発しているという話は聞かない」と述べた。同氏は、OpenClawのような未完成のシステムを改善し、自身の母親でも利用できるような使いやすいエージェントを目指している。Metaは収益予想を上回ったものの、イランでの通信障害やロシアでのWhatsApp禁止の影響などによりユーザー数の伸び悩みが見られ、株価は下落した。また、AIデータセンターのメモリコスト増加を理由に、2026年の設備投資予想額を1250億ドルから1450億ドルに引き上げた。