以前はYoroiとして知られていたCardanoウォレットのSecondFiは、3回の攻撃により374のユーザーウォレットから計1600万ADA(約240万ドル相当)が流出したことを認めた。同社は、さらなる被害が発生する前に1億2900万ADAの保護に成功している。今回の侵害は、同社独自のウォレット生成ソフトウェアの不備が原因であった。
この脆弱性はアドレスレベルで機能するもので、影響を受けるユーザーがトランザクションに署名した際に有効化された。シードフレーズを別のウォレットに移行しても保護にはならなかった。SecondFiは影響を受けていないユーザー向けに修正パッチを公開し、被害を受けた顧客には直接請求を行うよう助言した。
ブロックチェーンセキュリティ企業のSlowMistは、第三者による監査を待つ必要があるものの、流出したウォレットやトークン全体の損失額は2000万ドルを超える可能性があると試算している。SecondFiは、回収された資産を検証し、第三者のカストディアンへ送付するために外部会計事務所を起用した。
Cardanoの創設者であるCharles Hoskinson氏は本件について、他の暗号資産関連のハッキング事件と比較すれば金額は小さいものの、被害者にとっては慰めにならないと指摘した。当時、ADAの取引価格は0.15ドル付近で推移しており、2020年以来の最低水準を記録した。