Trezorは、同社のハードウェアウォレット「Safe 7」に使用されているセキュアエレメントチップ「TROPIC01」に脆弱性が存在することを明らかにした。同社によれば、この問題によるユーザー資産へのリスクはないという。
Trezorとその関連会社であるTropic Squareは、Ledgerのセキュリティチーム「Donjon」による監査を受け、この欠陥を公表した。この脆弱性はデバイスのセキュリティ層の一部に影響を及ぼすが、他の層は影響を受けない。この脆弱性を悪用するには、デバイスへの物理的なアクセスに加え、専門的な実験設備と高度な技術が必要となる。Trezorは、実際に悪用された事例や侵害されたデバイスの証拠は確認されていないと報告した。今回の公表は、ライバル関係にあるハードウェアウォレットメーカー間の協力によって実現した。TrezorのCEOであるMatej Žák氏は、このオープンなプロセスが業界の模範となると述べた。Safe 7は単一のチップではなく、複数の独立したセキュリティ対策に依存しているため、ユーザー側での対応は不要であると同社は説明している。