フロリダ州選出のリック・スコット上院議員は、タンパ・スポーツ・オーソリティに対し、レイモンド・ジェームス・スタジアムで計画されているカニエ・ウェストの公演を中止するよう求めた。スコット氏は書簡の中で、同アーティストによる過去の反ユダヤ主義的な発言を挙げ、公金が投じられる施設でイベントを行うことに反対を表明した。コンサートは6月26日と6月29日に予定されている。
スコット氏は書簡で、同公演の開催は州内のユダヤ人コミュニティに対する「顔面への平手打ち」に等しいと述べた。また、ナチスを称賛した過去の発言や、2025年のスーパーボウル広告でハーケンクロイツが描かれたTシャツを宣伝したこと、さらに英国やポーランドで最近公演が禁止された事実についても言及した。スコット氏は、カニエ・ウェストが1月にウォール・ストリート・ジャーナルに掲載した謝罪文についても触れた。同アーティストはその中で、自身の行動はメンタルヘルスの問題によるものだと説明し、「自分はナチスでも反ユダヤ主義者でもない」と述べていたが、スコット氏は謝罪があっても自身の立場は変わらないと強調した。これに対しタンパ・スポーツ・オーソリティは、懸念は理解しつつも、公的資金で運営される施設として言論の自由の原則を尊重する姿勢を強調した。同局は、不快な発言を容認するわけではないとしつつも、そのガイドラインに基づいて運営を行っていると表明した。