シンガーソングライターのベン・フォールズ氏は2026年7月21日、議会のフォーラムで演説し、ドナルド・トランプ大統領主導下でのケネディ・センターの変革を非難した。同氏は、同施設が極度に政治化された環境にあると指摘し、芸術の政治化はプロパガンダにつながると警告した。
2025年までナショナル交響楽団の芸術アドバイザーを務めていたフォールズ氏は、約10年にわたる在任期間中、政治が議論されることは一度もなかったと議員たちに語った。同氏によれば、関係者は皆、センターが特定の政治的アジェンダを推進するためではなく、すべての米国人のために芸術を創造し、教育し、紹介するために存在することを理解していたという。
また同氏は、ステージ上で政権を批判した場合、報復を受ける懸念からアーティストたちがもはや安心してパフォーマンスできない状況にあると指摘した。その例として、9月に歌手のヤスミン・レビー氏が理事会を批判した後にブーイングを受けたとされる出来事を挙げた。
ジャズミュージシャンのチャック・レッド氏や作曲家のスティーブン・シュワルツ氏ら複数の出演者が、理事会による施設名称の「トランプ・ケネディ・センター」への変更決定を受け、イベントへの参加を取りやめたり、ボイコットに参加したりした。後に裁判官が名称変更には議会の承認が必要との判断を下し、先月、トランプ氏に関する言及はすべて削除された。
今回のフォーラムでは、ホワイトハウスの改修など、数億ドルの税金が投入された「トランプ氏の自己顕示的プロジェクト」と称される他の事業についても検証が行われた。