韓国の防衛事業庁(DAPA)は、北朝鮮の長距離砲の脅威に対抗するため、イスラエルの「アイアンドーム」に相当する国産の低高度迎撃ミサイルシステム(LAMD)の配備時期を2年繰り上げ、2029年にすると発表した。政府は2030年までに8420億ウォン(約5億5800万米ドル)を投じる計画で、この決定は国防プロジェクトに関する政府合同委員会で承認された。
韓国の防衛事業庁(DAPA)は4月3日、北朝鮮の長距離砲や多連装ロケット砲の脅威に対抗するため、低高度迎撃ミサイルシステム(LAMD)の試作機配備を当初予定の2031年から2年前倒しし、2029年までに完了させると発表した。LAMDはレーダー、戦術通信機器、発射台、迎撃ミサイルで構成されており、北朝鮮からの低高度での同時攻撃を迎撃できるよう設計されている。
この決定は、防衛事業の推進に関する政府合同委員会で承認された。韓国の全人口5100万人の約半数が居住するソウルおよびその周辺地域は、北朝鮮の長距離砲の射程圏内に収まっている。今回の試作機配備には、老朽化した部品の交換や、新兵器の統合を加速させるための継続的な改修が含まれる。
政府は2030年までにLAMDの開発に8420億ウォン(約5億5800万米ドル)を投資する計画である。聯合ニュースによると、防衛事業庁は対外有償軍事援助(FMS)を通じ、8200トン級の正祖大王級イージス駆逐艦に搭載する艦対空ミサイル「SM-3」の取得も目指している。同庁は2024年の購入決定を受け、7530億ウォン規模の契約を年内に締結する方針である。