物理学者らは、量子効果により単一の時計が同時に速くも遅くも進む可能性を提唱する研究を発表した。この研究は相対性理論と量子力学を斬新な方法で統合したものである。研究者によれば、原子時計技術の進歩により、近い将来この理論が実験室で検証可能になる可能性があるという。
2026年4月20日付のフィジカル・レビュー・レターズ誌に掲載された論文は、時計が量子重ね合わせの状態で存在する可能性を概説している。スティーブンス工科大学のイゴール・ピコフスキー助教授が主導したこの研究には、コロラド州立大学およびアメリカ国立標準技術研究所(NIST)の共同研究者が参加した。本研究は10年以上前に提唱されていたが、当時は観測するにはあまりにも微細であった初期の概念を発展させたものである。