元モデルで「ザ・ヴァンパイアズ・ワイフ(The Vampire’s Wife)」のデザイナーであるスージー・ケイヴが、完全予約制の新しいブランド「スージー・ケイヴ・ウェディングズ&フューネラルズ(Susie Cave Weddings & Funerals)」を英版VOGUE誌で独占発表した。ケンジントンの店舗では、特別な機会に合わせてカスタマイズ可能な白と黒のオーダーメイドピース全25型を展開する。これは、前ブランドが2024年に閉鎖されて以来のファッション業界復帰となる。
スージー・ケイヴは、エルサム・パレスでのフォトシュートを通じて最新プロジェクトを披露し、ブランド名が冠された黒の玉虫色シルクベルベットのドレスを公開した。同ブランドはケンジントンの完全予約制店舗を拠点とし、100%シルク、シルクベルベット、オーガンジーなどの素材を使用した、装飾的なデミクチュールを展開する。ケイヴは、花柄や模様に頼らず、着心地の良さを重視しながらも洗練されたスタイルを追求したと語る。グローヴス・ナチェヴァがデザインを手がけた店舗は5月にオープン予定で、「ザ・ヴァンパイアズ・ワイフ」の元スタッフ6名によって英国で製作されたアイテムが並ぶ。ケイヴは、ケープやトレーン、ベール、装飾などをカスタマイズできる全25型のピースを、現時点では友人のベラ・フロイドとフローレンス・ウェルチにのみ公開している。ウェルチは「スージーのデザインには、私を力強く感じさせながらも、常に快適で自分らしくいさせてくれる不思議な力がある。彼女の創作物には魔法のようなタッチがある」と称賛し、ベラ・フロイドは、プロポーションを通じてロマンスを具現化し、魅力を引き出すケイヴの才能を高く評価した。今回の立ち上げは、投資家の圧力や小売環境の悪化により運営権を失った「ザ・ヴァンパイアズ・ワイフ」が2024年に閉鎖されて以来の動きとなる。夫のニック・ケイヴは、彼女が夢の中で見たドレスを起床後に紙切れにスケッチする創作プロセスに驚かされると語った。ケイヴ自身は、この新ブランドを個人的で小規模なものと捉えており、過去の悲劇を乗り越えた経験からインスピレーションを得ている。