共同通信の世論調査で、高市早苗首相の内閣支持率は3月調査から0.3ポイント低下し63.8%となった。イラン戦争による石油供給混乱への対応に49.3%が不十分と回答し、不支持率も26.0%に上昇した。世論は中東情勢への懸念を強めている。
共同通信が土曜から2日間の電話世論調査を実施した結果、高市早苗首相の内閣支持率は63.8%で、前月比0.3ポイント低下した。不支持率は2.0ポイント上昇して26.0%となった。
イラン戦争に起因する石油供給不足への対応について、49.3%が不十分とし、41.4%が十分と評価した。日本は現在、国内消費45日分に相当する約8000万バレルの石油備蓄を放出中であり、5月に追加放出を検討している。高市首相は3月、IEA事務局長ファティフ・ビロール氏との会談で、IEAによる追加共同備蓄放出を支持した。
調査では、中東紛争の日常生活への影響を懸念する人が89.5%(前回比4.1ポイント増)に上り、69.6%がガソリン価格引き下げのための補助金継続を望んでいる。ガソリン小売価格は3月中旬に過去最高の190.80円/リットルに達したが、補助金開始で170円前後に低下した。経産相は石油需要抑制策を検討し、高市首相は国民にガソリン消費削減を求める可能性を示した。
米国・イスラエルによるイラン攻撃を誤りと考える人が80.3%、日本政府のイラン戦争評価を控える姿勢を支持する人が50.1%だった。ホルムズ海峡への自衛隊派遣のため憲法改正を求める人は30.0%にとどまった。政党支持率では自民党が40.3%(2.6ポイント増)。