米国とイスラエル軍が週末にイランを攻撃し、最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師を殺害した。これにより中東で報復攻撃が発生し、日本では警察が米国・イスラエル関連施設の警備を強化した。株式市場も下落し、日銀副総裁は中東情勢の監視を強調した。
米国とイスラエルの軍隊は週末にイランに対して大規模な攻撃を行い、ほぼ40年間にわたり同国の最高指導者だったアヤトラ・アリ・ハメネイ師を殺害した。この攻撃は中東の複数の標的に対する報復攻撃を引き起こし、地域内の飛行が停止され、ホルムズ海峡の船舶通行が禁止された。この海峡は世界の原油の20%が輸送される重要なルートだ。
日本では、国立警察庁(NPA)が日曜日に行政通達を発令し、全国の都道府県警察に対し、米国とイスラエル関連施設の警備強化を指示した。対象には東京の米国大使館、米国領事館、軍事基地、イスラエルおよびユダヤ人コミュニティ関連の場所が含まれる。また、イランおよびイスラムコミュニティ関連施設での巡回も強化される。イランの報復示唆を受け、警察は警官数を増員し、潜在的な抗議行動中の騒乱防止と情報収集を強化する。
金融市場では、月曜日の東京株式市場で日経平均株価が寄り付きで約2%下落し、1時間後には約1%下落となった。円相場は弱含みで変動したが、全体としてほとんど変わらず、日本国債はわずかに上昇した。ニューヨークの原油先物は金曜日比で約12%上昇し、1バレル75.33ドルの8カ月ぶり高値を付けたが、月曜朝には後退した。
日本銀行の副総裁、檜尾竜丈氏は和歌山県の地元実業家向け講演で、「中東の状況を注視したい」と述べ、3月の金利引き上げを示唆しなかった。これにより、3月19日の政策決定会合での据え置きが市場の予想として強まった。同氏は2025年1月の発言とは対照的に、経済見通しが米国・イスラエルによるイラン攻撃で不透明になったことを指摘した。