独自に構築されたデバイスでLinuxゲーミングにおけるエンドツーエンドの遅延を測定した結果、WaylandとX11セッションの間にはわずかな差しかないことが判明した。この結果は、Waylandが深刻な入力遅延を発生させるという長年の主張に異議を唱えるものとなる。
Marco Nett氏は、CachyOS上でProtonを介してDiaboticalを実行するゲーミングPCを用いてテストを実施した。セットアップにはRTX 4070 SUPERグラフィックスカードと500Hzの有機ELモニターが使用された。同氏の「Click2photon」ツールは、シミュレートされたマウスのクリックから画面上の変化までの時間を記録した。8つの主要なテスト構成において、中央値の遅延は4.21msから4.93msの間であった。X11はネイティブのWaylandに対して0.14msから0.22msのわずかな優位性を示した。可変リフレッシュレート(VRR)は遅延を0.26msから0.45ms削減させた一方、XWaylandはネイティブのWaylandと比較して3.13msの遅延を上乗せした。今回の調査結果は、LinuxゲーマーがVRRを有効にし、可能な限りDXVK-low-latencyフォークを使用し、XWaylandではなくネイティブのWayland上でゲームを実行すべきであることを示唆している。