テキサス州教育委員会は2026年6月26日、改訂された社会科の学習指導要領と、聖書の一節を含むK-12(幼稚園から高校まで)の必須読書リストを採択する投票を行った。当局は、この一連の変更をここ数年で最も広範な学習指導要領の更新と位置づけており、2026年に迎えるアメリカ建国250周年に向けた国家的な計画の一環として時期を合わせたとしている。
テキサス州教育委員会(SBOE)は6月26日、社会科におけるテキサス州必須知識・技能(TEKS)基準の改訂と、州全体のK-12必須読書リストの承認を採択する投票を行った。
SBOEによると、改訂された社会科の学習指導要領は、生徒が「西洋文明の興隆からアメリカ合衆国の建国に至る」主要な歴史的発展を学び、現在も続く合衆国の自治という試みを重視するように設計されている。同委員会は、今回の指導要領と読書リストは、生徒が学ぶ歴史的時代やトピックと読書内容を一致させるために策定されたと述べている。
委員会が承認した読書リストには、古典文学と歴史的文献の組み合わせが含まれており、聖書の一節も含まれている。AP通信やロイターなどの報道では、この決定を全米的に異例なものと報じており、公教育における宗教のあり方をめぐって何週間にもわたる議論の末に承認されたと伝えている。
州の評価試験結果によると、8年生の社会科の成績は低調である。テキサス州教育庁のデータによれば、2024年のSTAAR試験では、テキサス州の8年生のうち学年水準の基準を満たした生徒は32%、習熟度レベル(mastery)に達した生徒は16%であった。
改訂された学習指導要領には、テキサス州教育法に明記されている通り、アメリカ建国の原則との対比として「共産主義と全体主義のイデオロギー」を教えるという既存の州カリキュラム要件も反映されている。
2023年後半にグレッグ・アボット知事から任命されたSBOEのアーロン・キンジー議長は、委員会として、今回のタイミングは2026年の建国250周年に向けた全米的な注目の高まりと関連しているとの見解を示した。